浴衣の用語集では、「しぼ」は綿縮(めんんちぢみ)などの織物の凹凸のことをさします。
「この布はしぼ感がある」、「しぼが強い加工がされている」といった使い方をします。
しぼは絞りという技法によって作られており、布地に独特の手触りと高級感を与えてくれるので、多くの織物で使われています。
通常浴衣に使用される綿は通気性が悪く肌に張り付くというデメリットがありますが、この加工方法を行えば凹凸により通気性が良くなるといわれています。
また、放湿性を高める効果もあるので、暑い時期に着用する浴衣には最適な技法でもあります。
しぼのある浴衣をお手入れする際は、凹凸を変化させる恐れがあるので直接洗濯機に入れたりアイロンをかけるのは避けるようにしましょう。