もっと浴衣が楽しくなる!浴衣・着物の用語集の中でも認知度が高いのが反物で、巻物みたいに巻かれた着物を仕立てる前の布のことを指します。
また反とは布の長さを表す単位で、一反は1人分の着物を仕立てるのに必要な布を意味します。
大体長さ12m程で、幅は34㎝を一反と言いますが、ひと昔前と比較して日本人の体格が良くなったので現在は反物は幅は広めに取られているのが主流です。
呉服で目にする反物は、着尺と言われる着物の為のモノや羽尺と言われる羽織の為のモノの他にも長襦袢地なども存在します。
さらに胴裏、八掛、帯地といった一反には足りない長さの生地も反物と呼ぶことが出来ます。
ただ言葉の意味は時代と共に変化していて、現代は着物、和服、反物の全てをまとめて着物といった言葉で表現する場合もあります。