着物に関する用語集で浴衣について調べる際に覚えておきたいのが「疋」という言葉です。
疋は「ひき」と読み、織物の長さや金銭の単位をあらわしています。
メートル法で長さが表現されるのが一般的となった今日ではほとんど馴染みがない言葉ですが、ある程度高齢の人たちの間では現在でも用いられることがあります。
織物の単位に用いる場合、1疋は反物で2反分の長さに相当しますが、メートル法で表現するとどれくらいの長さにあたるかは織物の材質の種類などによって異なります。
例えば、幅が36cmの並幅織物の場合は、約12mを1反としているため24m前後が1疋ということになり、合繊織物では23~25mが1反とすることが多いことから1疋は46~50mに相当します。