こはぜ」は、浴衣や着物に関する独特な用語集のひとつで、足袋の足首の部分に付いている爪型の金具のことを言います。
足袋は、足に合ったサイズのものを履かなければシワが出来ることになってしまいますし、通常の靴下であれば伸縮性がある素材で作られていますが、足袋は伸縮性がないので、履いた後に足袋の後ろをこはぜで留めるようなつくりになっているのです。
こはぜの枚数は基本的に4枚となっているので、通常のたびには4枚のこはぜが付いているのが一般的とされています。
但し、地域性や用途によっては5枚や7枚や12枚などの枚数が付いたものもあります。
また、なかにはこはぜに絵柄があるようなおしゃれなものがあるのも見逃すことが出来ません。